薬王堂気まぐれ通信使bT59  2010・1・30
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

    寒くなりました。


夜明け前の瀬戸内海・似島  明かりは道の常夜灯といさりをする灯火

先日30日の土曜日、夜中から出航して一夜を海で過ごしました
その時に一匹のテナガダコが釣れます
マダコは正月にたくさん釣りましたがテナガダコが釣れることは滅多にありません。
アナゴの仕掛けにかかりました。
家に帰り観察してみます。


テナガダコ



八本の足のうち二本だけが異常に長く伸びるタコです。
短い方の六本のうち一本だけ様子の違う足があります。
他の足は先が次第に細くなっているのに一本だけ先が丸いんです。
それに半割れ状態になって内側に突起物が沢山あるようにも見えます。
これはなんでしょうか?


先が丸くなった一本の足


話しによるとこれは生殖器だとか・・・
八本のうち一本が生殖器に使われているという珍しいタコですね。
雄雌の違いはよくわかりませんが雄のほうが顕著にわかるんだとか??
マダコの場合、雄は吸盤が不ぞろいで大きくなります。
テナガダコの吸盤で比較は出来ませんでした。
韓国ではテナガダコを活きたまま踊り食いすると言います。
次男にも一本食べさせてみましたがまずいとは言いませんでした。
味醂と醤油で煮付けて食べると絶品です。
生殖器は昔から「あたる!」と言われ食べない習慣ですが私は食べてみました
他の魚同様、何という事も起こりませんでしたので報告いたしましょう。
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